近未来の日本。人気特撮ヒーロー番組「アウターマン」シリーズは延々と続き、なんと50周年を迎えていた。このシリーズに主演したヒーロー俳優の数も優に50人を超えている。

しかし、アウターマンを演じた彼らはヒーロー俳優のイメージが強いために、他のキャスティングに恵まれないという共通の悩みを抱えて暮らしていた。

平成のアウターマン俳優 足立(塩谷瞬)はTシャツ屋、吉野(古原靖久)はバーを経営。彼らはかつての番組ファンたちに支えられ、日曜日にはイベントやサイン会に出演し、平凡で幸せな毎日を送っていたのだった。

そんなある日、巨大地震が日本を襲う。絶望の中にあった人々の前に現れたのは、なんと初代アウターマンそっくりの巨人。パニックとなる人々に対して彼(?)は人類の救済を約束するが、立体映像ではないかとの説も流布して騒動は鎮静化していく。

同じこの時期、日本各地では群発地震が続き、噴出した有毒ガスによって人間の住めない地区が増えていた。幸いにも死者こそ出ていなかったが、何故かマスコミはこの事実を報道しない。真相は政府の圧力だったのだ。事件を調査していた防衛省の科学者 福山(筒井巧)は、人類滅亡につながる恐るべき事実を知る。なんと有毒ガス現象はアウターマンの仕業だったのだ。その目的は地球をテラフォーミング、つまり宇宙人の生存にあうように環境を改造することで、このままでは人類は滅亡してしまう

同じ頃、防衛省秘密捜査官の今井(北岡龍貴)は謎の男を拘束していた。「タルバ」(Gero)と名乗るその男の正体は、「アウターマン」シリーズのライバル宇宙人と設定されていたシルビー星人だった。彼は宇宙のホームレスで、アウターマンから逃れて地球に辿り着いたと語るのだった。アウターマンの番組自体が、侵略宇宙人の周到な洗脳計画の成果だったのだ。半世紀に渡る「アウターマン」の放送は、人類から抵抗する術を奪うように仕組まれたものだったのだ。

しかし、なぜか平成アウターマンを演じた足立・吉野・森脇(戸塚純貴)だけが、その洗脳を免れていた。その理由は、『アウターマンはたかがジャリ番で、現実には存在するわけがない』とナメていたからなのだ。このままでは、人類への洗脳が進み絶滅させられてしまう。タルバは言う。アウターマンに洗脳されていない彼ら三人と合体して戦うしか人類を救う方法がないと。ただの俳優である三人は葛藤する。人類の命運を賭けたその決断は?!